「星野リゾート青森屋」に泊まってきました
9月10日から1週間東北を車で巡る旅行に妻と二人で行ってきました。
夏休みも消化出来てないし、休日研修の振替も溜まっているので、思い切って来週一週間休んで車で東北一週の旅に出ることにした。
— Masao@hardstudy (@Masaohardstudy) 2017年9月7日
時にはこういう時間もないとね。英気を養ってきます。
その途中に泊まった「星野リゾート 青森屋」について、泊まってみた感想を書いてみます。
コストパフォーマンスが高くとてもいい宿なので、このブログを見て気になったら是非泊まってみて下さい。
基本情報
アクセス
三沢駅や新青森駅、八戸駅などの青森県内の公共交通機関から無料バスが利用できます。
料金
部屋は全部で6種類。スタンダードタイプの部屋で平日1泊2食(バイキング)付きで15000円~20000円程度、土日祝祭日はプラス2000円程度となります。
僕らの場合は部屋は「えんつこ」。1部屋2人で宿泊、2食付きで1名あたり15500円でした。
季節によって大きく料金は異なるのでHPで確認してください。秋の紅葉の季節など観光シーズンは高くなります。
https://booking.hoshinoresort.com/#/JA/hotels/0000000101
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泊まってみての感想
居心地よい掘り炬燵がある部屋「えんつこ」
今回宿泊したのが「えんつこ」という部屋。
青森屋の中では一番小さい部屋ですが、2人で泊まる分には狭さは全く感じませんでした。
「えんつこ」とは青森の言葉で「ゆりかご」を意味するそうで、奥にゆりかご状の掘り炬燵が設置されています。
この掘り炬燵、気に入りました。ゆっくりテレビを見たり、ちょっとお茶したりするのには最高です。座敷や椅子よりもくつろげます。
部屋では無料wifiも利用可能です。
ちょっと怖かったのが、ベッドと下のフローリングの間に段差があること。
朝起きてトイレに行こうとした時に踏み外しそうになりました。寝ぼけた状態のときは気を付けないと危ないです。
タオルを持ち運ぶための篭も用意されています。
ドライヤーなどのアメニティも一通り揃っています。
夕食はバラエティ豊富すぎるバイキング
夕食は「のれそれ食堂」でのバイキングを選択。
このバイキング、本当にバラエティが豊富すぎるんです。1周だけじゃ勿体ないと思い、結局3周してしまいました。
「かっちゃ(お母さん)のぬくもりご飯」がコンセプトという通り、割烹着をきた「かっちゃ」が出迎えてくれます。
「かっちゃ」にほたて焼きをもらいます。ほたて好きの僕にとってはこれが食べ放題なのは、たまらない。
漬物などの小鉢
刺身からステーキ、天ぷら、カレーとそろっているので、子供連れでも楽しめます。
凝った料理というより「かっちゃのぬくもりご飯」と言う通り、どこか懐かしい家庭料理のような品揃えです。
ただ、料理のクオリティは高いです。
B級グルメでお馴染み、八戸せんべい汁。その他にもご当地の味覚が取り揃えられています。
せんべいは後から入れるスタイル。
デザートも充実。
本当にこのバイキング、バラエティの充実度が半端じゃないです。みんな1周じゃ飽き足らず、2周、3周としていきます。食べすぎ注意です。
僕は調子に乗って食べ過ぎました。(写真+カレーとデザート)
ちなみに朝食もこの会場でのバイキングとなります。朝食も同じく素晴らしい品揃えでした。
じゃわめぐ広場でお祭りの気分
「じゃわめぐ」とは津軽弁で「ぞくぞくする(気分が高揚する)」という意味で、その名の通りみんなで楽しめる施設になってます。
昭和の雰囲気を醸し出す飾り付け
ほたて釣り。釣ったほたてはその場で焼いて食べられます。釣れなくても3枚は食べられるそうです。
お土産物屋もあります
毎日20:45から開催される津軽三味線と民謡ショー
ねぶたのお囃子
青森屋スタッフによる「スコップ三味線」
お客さんのノリがよく、とても盛り上がってました。
最後のスコップ三味線は希望者にも演奏させてくれるのですが、3歳くらいの女の子が頑張って演奏してみんな大盛り上がり。
祭りの雰囲気ってほんと好きです。子供連れで行くととても楽しめるんじゃないでしょうか。
飲み足りない場合は24時まで営業の「ヨッテマレ酒場」で飲むこともできます。
池の中に浮かんでいるような露天風呂「浮湯」
温泉は少しぬめりけのあるお湯で、入ると肌がスベスベになったように感じます。硫黄臭等の臭いはありません。
泉質はアルカリ性単純温泉。神経痛、冷え症、疲労回復などに効能があるそうです。
さすがに風呂の写真は撮れないのでパンフレットでご勘弁を。詳細はHPで確認してください。
朝は広大な敷地内を散策
青森屋は東京ドーム17個分という広大な敷地。
朝早く起きて周囲を散策してみました。この日は天気も快晴で散歩するには最高の朝でした。
一周するのに30分から40分程度かかります。
「古牧浮見堂」の文字は故岡本太郎氏によるもの。
かわいいポニーもいます。
夜の祭りの雰囲気とは打って変わって朝はとても静かです。
早起きして散歩すると爽快です。
余談ですが、散歩をしていると「よくこんな巨大な施設作ったなぁ~」と高度成長期のイケイケぶりが偲ばれます。今じゃこんな施設作れないでしょうね。
ここには注意
喫煙者
全室禁煙のため部屋でたばこは吸えません(テラスでも不可)。喫煙できるのは喫煙ブースのみです。
僕はたばこを吸わないのでわかりませんが、見た限りでは喫煙できる場所はかなり少なく感じました。ヘビースモーカーの人にはちょっと厳しいかもしれません。
施設はやや古い
この施設は破たんした「古牧グランドホテル」を星野リゾートが再生したもので、建物自体は古さが否めません。
ピカピカの高級旅館的なイメージを持っていると少し違和感を感じてしまうかもしれません。リフォームしている場所は綺麗ですが、そうでない場所は古さが際立ちます。
ただ、部屋など内装はほぼ改装されており、以前(7,8年前)に宿泊した時とは比べ物にならないほど綺麗になっていました。
静かな空間を求める人
お祭り的な雰囲気を味わうことがコンセプトの宿なので、静かでゆったりした雰囲気を味わいたい人には不向きかもしれません。
周囲には特に何もない
温泉街ではなく、周囲には特に見るものはありません。ただ施設自体が温泉街みたいなものなので、気にすることはないと思います。
「最高級リゾート」ではない
値段を見てわかると思いますが、決して「最高級リゾートホテル」ではありません。
荷物も自分で部屋まで運ばないといけないですし、スタッフの数も多くはないので事細かなサービスまでは求めるのは難しいです。
宿泊予約サイトのレビューを見てるとちょっと勘違いしてるレビューが散見されますが、その方たちは最高級リゾートと思っていたのかもしれません。
まとめ
コスパに優れた楽しい温泉宿
はっきり言って、この宿に15,000円程度で宿泊できるのはお得感が非常に高いです。
特にバイキングは種類がとても豊富で味もgood。楽しい祭りの気分から自然の静けさも味わえるのは素晴らしいです。
最高級なリゾートかと言われればそうではありませんが、コストパフォーマンスは非常に高いです。
上述の通り、青森屋は破たんした旧古牧グランドホテルを星野リゾートが運営受託し再生したリゾートホテルです。
なにせ元々がホテル棟だけで4つという巨大な施設だったので、すべての施設まで手がまわっておらず、未だ稼働していない施設が沢山あります。
今後経営が安定してくれば、これらの施設もテコ入れして再開する可能性があります。
これから発展の可能性を残した青森屋。ぜひ青森方面に行く機会があれば泊まってみてはいかがでしょう。