【中小企業診断士】口述試験対策って何すればいいの?
そろそろ中小企業診断士二次筆記試験の合格発表ですね。
ただ、ここで番号があったとしても、まだ試験は終わっていません。
合格発表のすぐ後に口述試験試験が待っています。
とはいえ、合格してるかどうかわからないので全く対策をしていない方も多いのではないでしょうか。
今回は口述試験対策は一体何をすればいいのか、書きたいと思います。
口述試験ってどんなもの?
口述試験は二次筆記試験合格発表の2週間後頃に行われます。その名の通り口述(話して)で解答する試験です。
問題は二次筆記試験の事例から出題されます。
ほとんどの人が2つの事例から出題されているようです。僕の場合は事例ⅡとⅣでした。どの事例から出題されるかは、その人によって違うようです。
ちなみに「点数の悪い事例から出題される」という噂がまことしやかに囁かれますが、僕の場合は点数の良い2つの事例から出題されました。これはおそらく都市伝説でしょう。
出題内容は?
それほど難しいことは聞かれません。事例の内容と一次試験の基本的知識をわかっていれば問題ありません。
事例内に出てくる用語などの意味は調べておいた方がいいでしょう。例えば今年の事例Ⅲだと「マン・マシンチャート」や「ジャストインタイム生産」などの用語は意味や使い方まで答えられるようにしておいた方がいいでしょう。
「難しいことは聞かれない」と言いましたが、事例を忘れてしまっていると何も答えられなくなります。事例の内容は必ず振り返っておくようにしましょう。
どんな流れ?
筆記試験に合格すると口述試験の案内ハガキが送られてきます。そこに集合時間が書いてあるので、その時間に会場に行きます(集合時間は人によって違います)。
会場に着くと、まずは受付。その後、広間のような所で待つことになります。
時間が近くなってくると、呼び出されて別室に通されます。
別室は狭い部屋でしたが、そこに50人ほどの受験生が所狭しとひしめきあっていました。ちょっと異様な光景だったのを覚えています。
この辺から緊張感が高まってきます。
自分の時間が近づくと、案内係の方が横に来て受験番号と氏名を確認してきます。それに答えると、試験室の前まで案内され、そこで前の受験生が終わるのを待ちます。緊張感MAXです。
前の受験生が出てくると、案内係の方に中に入るよう促されます。ノックをして入室。
中の部屋は大学の講義室なので結構広く、そこに2人の試験官の方がいました。
雑ですが、イメージは下の図のような感じです。
試験官との間には結構距離がありました。
試験は10分ほどでしょうか。
私の場合はまず1人の試験官から事例Ⅳについて2つ質問があり、その後、別の試験官から事例Ⅱについて2問。そしてまた最初の試験官から事例Ⅳについて1問と計5問出題されました。
出題数については4問~6問と人により違っています。おそらく時間で管理しているのではないでしょうか。多く質問されるとダメなどという話も聞きますが、あまり関係ないのではと思います。
過去に落ちた人はどんな人?
まず落ちないと言われる口述試験。しかし過去の実績を見ると何人か不合格者が。。
その人は、一体何をしでかして落ちてしまったのでしょうか?
その答えは、、
大半は遅刻・欠席です。
昨年も東京地区で2名不合格になっていますが、2名とも遅刻とのことです。実際、僕の前の組にいない人がいました。おそらく受験した人は全員合格していたはずです。
ただ、数年前に受験したのに落ちたという「伝説」の人がいて、その人は緊張のあまり「何も話せなかった」そうです。
基本的には解答がトンチンカンでも話をしてれば合格するはずです。
どんな対策をすればいいの?
あまり難しい対策は必要ありません。
筆記試験で出題された4つの事例を頭に入れておくだけです。
上記の通り、そこまで細かいことは聞かれません。筆記試験に合格しているのですから、事例を大まかに頭に入れておけば大丈夫です。
ただし、面接が苦手な人、話すのが得意でない人は模擬面接などで慣れておいた方がいいでしょう。
模擬面接や試験対策セミナーはTACなどの受験校や、タキプロなどの受験生支援団体が行っていますので参加してみてはどうでしょうか。
TAC:
https://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_kousemi-yoyaku.html
タキプロ:
一発合格道場:
取材の学校:
https://www.kokuchpro.com/event/e6ac76d25a06285330b534e2b553499f/
ただ、一回行けば十分です。
そんなことよりも、まずは体調管理です。
口述試験で一番大切なのは「時間に遅れず会場に行く」ことです。そうすれば99%合格です。
間違っても、筆記合格後に祝杯をあげて体調を崩すようなことはしてはいけません。
ここまで来て、不合格はあまりにも勿体ないです。
ぜひ体調を万全にして臨んでください。